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アナリストレポート拾い読み(2015年8月28日)

【SMBC日興証券】
化学・繊維セクターのレポートでは、総合化学・合繊は2015年度上期まで高い業績変化率が続くも、下期以降のモメンタム鈍化が不可避で、目先バリュエーションの切り上がり余地は限定的と指摘。電子材料はロジックを中心としたデバイスメーカーの生産調整の影響を受けている事に加え、顧客との契約期間が長期化していることもあり300mmウェーハの値上げ実現には時間を要すると解説。ファインケミカルは足元で原油やナフサ価格が各社の前提よりも弱含みの推移で、自動車生産など内需が上向きに転じれば、下期以降、業績モメンタムの好転が見込めるとの見方で、サブセクターの選好順位を、ファインケミカル>総合化学・合繊>電子材料の順に設定。個別では、三井化学、東ソー、日本触媒をトップピック推奨しています。


【三菱UFJ証券】
自動車セクターのレポートでは、昨今の円高や新興国通貨安が日本の乗用車メーカーの業績に与える影響は、「無視はできないものの、甚大までとは言い難い」と指摘。今後注意が必要なのは、「中国や新興国で新車販売が一段と低迷する可能性」として、日系の市場シェアが高いインドネシアやタイの先行きについても警戒が必要と解説。個別では、今回の円高に伴う営業利益減少割合が意外に小さく、米国好調と新興国販売減少のマイナス影響も小さい富士重工をトップピックで推奨。セクターレーティングは「中立」を継続しています。






【クレディスイス証券】
中国経済懸念う引き金に、世界の株式市場が総崩れとなった背景として、コモディティ価格の長期的低迷、新興市場経済減速、為替変動を指摘。現在のようにボラティリティが上昇している時にはミスプライシングの機会が生じるとの見方で、堅調なファンダメンタルズにもかかわらず売られすぎた銘柄として、ライオン、新生銀行、清水建設、太平洋セメントを紹介。日本のコンセンサス予想修正率は他の地域より大きく、2年ぶりの高水準、世界的に見ても唯一プラスに転じていると評価。バリュエーションもアベノミクス後の平均並みで特に割高感はないとコメントしています。


【ゴールドマンサックス証券】
ポートフォリオ戦略では、中国を含む新興国は、東証1部上場企業の売上高の約11%を占めるものの、新興国関連売上高が2015年度に50%減少しても減益には至らないと指摘。新興国リスクの高まりを受け、2015年度EPS成長予想を23%から16.5%に引き下げるものの、日本の利益成長率は世界的に高水準、バリュエーションも先進国市場で最も魅力的と解説。今後3か月後のTOPIX目標水準を1650ポイントから1475ポイントに、半年後を1680ポイントから1550ポイントに、1年後を1850ポイントから1750ポイントに引き下げるも、堅調な収益成長以外の株価材料として、消費拡大につながる実質賃金回復の可能性、改革進展、事業会社や外国人、日銀からの資金流入、必要に応じた追加的金融緩和や財政刺激策の実施余地などを紹介。ファンダメンタルズに対して売られ過ぎに映る内需関連銘柄として、三井住友FG、ニトリHD、三菱UFJ、NTTドコモ、JR東日本、ツルハHD、スギHD、USSなどを紹介しています。












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