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アナリストレポート拾い読み(2015年8月27日)

【大和証券】
鉄鋼(高炉)セクターのレポートでは、中国鋼材需要低迷、国内在庫調整の長期化、シームレスパイプの減速本格化などから、「収益環境に改善のシナリオは描き難い」と指摘。中国元安進行は、中国鋼材の競争力改善に加え、中国企業の米ドル建て債務負担拡大による信用収縮リスクの点で日系高炉にネガティブとの見方で、セクター投資判断を「強気」から「中立」に引き下げ。カバレッジ3社の投資判断をすべて「中立」にして、選好順位は新日鉄住金>神戸製鋼所=JFEホールディングスの順に設定しています。

【ゴールドマンサックス証券】
生保セクターのレポートでは、26日に日本生命が三井生命を買収すると報道されたことを受け、「報道が事実であったとしても、同買収は保険料収入で15位の会社が1位の会社の傘下に入るという構図であり、価格やコスト面が業界全体で変化するような転換点にはならない」と指摘。本邦生保が抱えている問題は、超長期の契約期間に伴う負債長期化による資産・負債の残存年限のミスマッチ、低金利下での代替運用資産の不足・偏り(株式や為替リスクの高い外債)等との見方で、損保業界に比べ会社数が多い点や価格面に関しては特に問題のない水準と解説。個別では、第一生命の買い推奨を継続しています。






【バークレイズ証券】
医薬品セクターのレポートでは、7月の国内医療用医薬品市場が前年同月比8%増になったことを受け、4〜7月累計は前年比6.7%増と、想定していた3〜4%成長に対し市場は強含んで推移していると指摘。7月の売上が市場の伸びを明確に上回るのは、アイリーアが好調に推移する参天製薬、レグパラやジーラスタが好調に推移した協和発酵キリン、ゾシンとエディロール、ボンビバが好調な大正製薬HDで、市場の伸びを大幅に下回っているのは塩野義製薬、武田薬品、田辺三菱製薬と解説。業界ビューは「ネガティブ」を継続しています。

【三菱UFJ証券】
建設セクターのレポートでは、「ゼネコン各社の第1四半期決算は歴史的な好決算だった」と指摘。ゼネコンが最も変わってきた点としては、受注価格競争を行わなくなったこととみて、施工能力を勘案した工事の平準化、工事契約の厳格化、2020年以降の建設需給に対する警戒感などを意識したマネジメント姿勢へと変化していることは特徴的な事象と解説、マーケット要因で株価が下落している時こそ、エントリータイミングと位置づけ、第2四半期決算発表に向けて増額修正が期待できる銘柄として、大成建設、大林組、清水建設、長谷工、鹿島建設を紹介。セクターレーティング「強気」を継続しています。

【JPモルガン証券】
下落局面での投資アイデアでは、同証券の各セクターアナリストが「この局面での1社推奨銘柄」を紹介。保険・証券・その他金融はソニーフィナンシャルHD、食品・トイレタリーは資生堂、建設・住宅・不動産・J-REITセクターは大成建設、電子部品は村田製作所、機械は三浦工業、精密・製造装置・産業用電機はニコン、化学、電力・ガス・石油はJXホールディングス、インターネット・ゲームはスクウェアエニックス、銀行は三菱UFJ、ビジネスソリューションはSCSK、商社鉄鋼は豊田通商をピックアップしています。












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