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アナリストレポート拾い読み(1月22日)

【UBS証券】
日本株投資戦略では、たとえ大幅円高でも指数急落は一時的なものと指摘。
米国リセッションでも、最初の利下げ以降6ヵ月のTOPIXパフォーマンスはプラスに
なっているため、TOPIXは1500ポイント以上に上昇する可能性があると解説。同
証券では下げすぎた大型割安株投資を推奨。旭化成、信越化学、武田薬品
、エーザイ、コマツ、キヤノン、三井物産、東京エレクトロン、三井住友FG、商船
三井を紹介しています。


【モルガンスタンレー証券】
日本市場投資戦略では、年末を見越せば十分割安で買いの水準と言えるもの
の、当面センチメント改善を見込めないと指摘。短時間収束を前提に、TOPIX
の下値メドを1230ポイントに設定しています。


【メリルリンチ証券】
地銀セクターのレポートをリリース。コア銘柄として千葉銀行に注目するも、政策
金利が上昇しない場合、与信費用の減少で最終利益の変化率が大きいほくほ
くFGをトップピックに指定。ディフェンシブ性で群馬銀行、後半以降政策金利が引
き上げられれば金利上昇に強い横浜銀行も注目できるとの見解です。


【ゴールドマンサックス証券】
医薬品セクターの決算を予想。セクター全体として順調な進捗を想定するも、本
格的な上方修正を行う企業はないと予想。ただし、2年に1度の薬価改定を前に
1〜3月には買い控えがあるため、第3四半期の見た目は良いものになると指摘。
選好順位は中外製薬>田辺三菱>第一三共の順番で、後発医薬品の中で
は日医工を選好しています。


【クレディスイス証券】
ISM 指数は50 を割り込んで平均9ヵ月で底を打つことから、米国の経済政策は
中期的に効果を生むと予想。また、同証券策定のリスク態度指数は、国際・日
本株指数とも急速な低下局面をたどっていることから、日本株下落局面は最終
的な値幅調整の段階に突入したと分析。東京市場の下落局面は8〜9合目に
達した可能性があるとの見通しで、マーケットの反転時には低PBRより低PERが
軸になるとコメントしています。


【日興コーディアル証券】
1月18日時点のTOPIXの12ヵ月先PERは13.4倍で、2003年4月28日の安値(
日経平均7607円、TOPIX773.1ポイント)時の15.7倍をも大幅に下回っていると
指摘。米国の金融緩和、政府の景気刺激策などにより問題が落ち着けば、日
本株の低いPER水準が見直される可能性は十分にあるとの解説しています。


【日興シティ証券】
同証券では2008年度の米国経済見通しを2.3%から1.6%に引き下げ、2009年
には経済成長率が2.5%に回復すると予想。年後半は米国景気対策の効果が
表れるとの見方から、国際競争力の高い安定株に注目。JT、オリンパス、テルモ
を推奨。自動車、商社などの株価回復は時間がかかると解説しています。