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アナリストレポート拾い読み(12月11日)

【リーマンブラザース証券】
中小型株ダイジェストをリリース。正社員採用の流れから紹介予定派遣事業が急
増のテンプスタッフ、フィルム回路基板も収益貢献大きいニッポン高度紙工業、米
国子会社ベクター社が収益に大きく貢献したフロイント産業、新分野への取組み
を進めて次の成長ステージに向かうTOWA、アジア各国に現地法人を設立し現地
市場の取り込みを図る松田産業、再建を進める梅の花、認知度向上と共に業績
の高成長を維持するフィデック、法人需要に注力しているサカイ引越センター、首
都圏とアジアでの事業強化を進めて成長を図るエーアイテイーを紹介しています。

【ゴールドマンサックス証券】
総合電機セクターのディスカッションで欧州機関投資家を訪問。エルピーダメモリに
対してはチャンスと見ている投資家が見受けられたとコメント。三菱電機は米国投
資家より欧州投資家に人気がある印象も、三菱電機を買い増しや継続保有す
るというよりは、利益確定のタイミングを模索しているとと解説。東芝は原発を評価
できると見ている投資家が日本より多く、富士通に対してはキャッシュフローの無駄
使いが止まらないといった指摘も多く、厳しい評価が多いと指摘。日立はほとんど
質問がなかったと報告しています。

【モルガンスタンレー証券】
鉄鋼・非鉄・電線セクターのレポートをリリース。08年のポイントは、中国からの鋼材
輸出減少で、関税付加などによる輸出抑制策は有効に機能しており、アジアの鋼
材需給安定化に繋がると指摘。個別銘柄ではJFEホールディングス、神戸製鋼、
日立金属、DOWAホールディングス、住友電気工業を選好しています。

【クレディスイス証券】
10月の機械受注が前月比12.7%増になったことを受け、トレンドは大きく回復して
いないと指摘。輸出の減速や国内建設投資の大幅減少といった先行きの下押し
材料を相殺するには不十分で、設備投資見通しを変更する材料にはならないと
解説しています。

【ちばぎんアセットマネジメント】
2007国際ロボット展を受け、専門的な展示会にもかかわらず4日間で104211名
の来場者があったと指摘。産業用ロボットは少子高齢化や新興国ニーズの高まり
で用途が広がっていると解説。不二越、安川電機、ファナック、川崎重工の展示に
は熱いパワーと自信を感じたとコメントしています。

【東海東京調査センター】
サブプライムローンの救済策を受け、借り手はやや救われるが、貸し手(金融機関)
は予定していた金利収入を手にすることができず、ローンの証券化商品の価値も下
がるので、住宅値上がりは当分見込めないと解説。またFOMCで利下げ幅が0.25
%にとどまった場合、材料出尽くし感から反落するリスクがあると指摘。日本株は不
安心理の強い展開が継続すると予想し、ディフェンシブセクターに物色の矛先が向
かう可能性が高いとの見方。ヤクルト、花王、資生堂、ピジョン、ユニチャームなどを
紹介しています。

【三菱UFJ証券】
日系企業のロシア進出が本格化していると解説。ロシア経済は、政治の安定やそ
の後の資源高を追い風に高成長が持続し、2006年1人当たり名目GDPは2000年
に比べ3.9倍の6.856ドルに増え、中国の3.4倍と解説。関連銘柄としてトヨタ、いすゞ
、スズキ、近鉄エクスプレス、三井物産、ジートレーディング、コマツを紹介しています。